Story
物語について
秋。観光にあわせて公開されたARアプリの中で、武者の演舞が原因不明の乱れを見せはじめます。SNSでは不穏な噂が広がり、面白半分の投稿が加速していく──その謎を追うのは、小学5年生の「少年探偵団」。
物語の芯にあるのは、「正しいものは、どうすれば誰かに届くのか」という問い。記録が一瞬で拡散し、また一瞬で消される時代に、何を残し、何を消していいのか。大人でも迷うテーマを、難しい言葉や説教ではなく、子どもたちの謎解きのなかで描きます。結成したばかりの少年探偵団が、本当の意味で動き出す転換点の一冊です。
舞台は、玉敷神社の大イチョウ、加須はなさき公園、加須駅の周辺など、実在の風景。読み終えたあと、その場所を実際に歩いて確かめられる物語です。

